Exhibition
2026.1.26–4.19
FIND ON SITE
五十嵐威暢によるグラフィック作品印刷原稿
今年度最後の企画として、「2025 年度五十嵐威暢アーカイブ研究報告展 FIND ON SITE」を行います。この展示は、当アーカイブが所蔵する作品や資料を手掛かりに五十嵐威暢の作品やプロジェクトの制作背景、そのプロセスを紐解くことを目的としています。今回取り上げるのは、五十嵐のグラフィック作品の制作に用いられた印刷原稿です。
現代ではコンピューターが1台あればグラフィック制作からプリンターでの印刷まで容易に完結します。しかし、五十嵐がグラフィックデザイナーとして活動していた70年代から90年代初頭までは、様々な工程が手作業で行われていました。その痕跡を確認できるのが印刷原稿です。当アーカイブでは、五十嵐が描いた立体文字の原画や、写植文字を切り貼りした文字原稿、色指定や細かな印刷指示が書き込まれた版下など100点を超える資料を所蔵しています。
印刷原稿は、グラフィックデザインのアーカイブにおいて特徴的な資料の一つですが、その保存や修復については、いまだ体系化された方法が確立されていません。また、グラフィックデザイン研究では完成作品に焦点が当てられることが多く、印刷原稿を対象とした研究は限られています。そこで当アーカイブでは、同じく五十嵐威暢の印刷原稿を所蔵する竹尾アーカイヴズの協力を得て、調査研究プロジェクトを立ち上げました。今年度は、現存する資料群の目録化を進めるとともに、有識者をお招きし、印刷原稿および作品の熟覧やヒアリングを行いました。今回の展示では、そうした調査研究の内容をご紹介します。
常設展示:五十嵐威暢-「環境」を求めて
平面と立体を自由に往来し、領域をも飛び越える五十嵐の芸術の数々。それを成し得た「環境」への意識を補助線に、五十嵐の歩みを概観します。
2026.1.26–4.19
FIND ON SITE
五十嵐威暢によるグラフィック作品印刷原稿

スタジオの様子(東京・青山), 1978年頃




